厚生労働省の取り組み
国民が健康であるために運用された活動
健康寿命をのばそう
健康日本21とは、21世紀における国民健康づくり運動のことです。「健康寿命をのばそう!」をスローガンに、厚生労働省によって運用されました。その目的は、人生最後の日まで健康で元気に暮らせるように、健康寿命を伸ばすことです。健康寿命とはWHO(世界保健機関)が提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症などの介護が必要な期間を差し引いたものとなります。日本は長寿社会となり、平均寿命も大きく伸びました。「人生80年」と言われるほど、世界有数の長寿国となったのです。しかしながら、その中には寝たきりの介護状態の人も多く含まれています。欧米各国と比べても、寝たきりの期間は長くなっている傾向にあるのです。せっかく長生きしても、寝たきりでは意味のない長寿となってしまいます。そこで運営されはじめたのが、健康日本21です。健康寿命を伸ばすため、健康に関係する機関・団体及び国民全体が一体となって意識を向上し、健康づくりを推進する運動となっています。その内容は、生活習慣病の予防を目的に生活習慣を改善する運動です。生活習慣病の発生を防ぐため9つの分野に分けられています。食生活や栄養については14項目・身体活動や運動については6項目・休養や心の健康づくりについては4項目・タバコについては4項目・アルコールについては3項目・歯の健康については13項目・糖尿病については8項目・循環器病については11項目・がんついては7項目と、各分野についてそれぞれの項目と具体的な数値目標が設定されているのです。
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